スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

脚本分析

こんにちは、L.P.です。今日は交流分析(T/A)における「脚本分析」です。
脚本分析は、交流分析の究極の目標とされているそうです。


脚本分析 (Transactional analysis series (5))脚本分析 (Transactional analysis series (5))
(1997/02)
杉田 峰康、国谷 誠朗 他

商品詳細を見る

脚本とは、「人生早期に親の影響の下に発展し、現在も進行中のプログラムをいい、個人の人生の最も重要な局面で、どう行動すべきか指図するものである」ということだそうです。つまり、人間の人生は
幼いときにすでに宿命づけられているというものです。
例えば幼い頃、親に先立たれ、親戚を転々と育てられ、いつも「ろくでなし!」と怒鳴られていた人は、ろくでなしの人生を送る(「結末」)というものです。この人は幼いうちに自分はろくでなしだと信じるようになり、結果的に自分を大切にしてはいけない(=重要な人間であるな)、成功してはいけない、どこにも属してはいけないという「禁止令」というものに支配されます。しかし、「対抗脚本」といって、がんばろう、成功しようという思いが芽生えます。ところが成功しかかったとたん結局は大失敗をし、悲惨な「結末」を迎えるそうです。
また、脚本分析では「幼児決断」といって、2,3歳の幼児期に非常に重要な決定がなされ、これが人格を形成するそうです。したがって、一卵性双生児の双子が同じ親で同じ環境下に育っても性格が違うというのは、幼児期のある状況を自分がどう判断し、どう決断したのかによるからのようです。幼児虐待などは当然のことながら、幼児期に否定的な影響(禁止令)を多く受けると、望ましくない人生脚本が形成され、また幼いほど深刻で治療が困難なようです。
基本的にこの脚本というのは死ぬまで変わらないそうですが、カウンセリング療法などにより、幼児決断の体験・記憶にさかのぼり、再決断させることによって脚本を書き換えようとします。
また、禁止令に対して対抗脚本が形成されますが、禁止令と葛藤しますがインパスと呼ばれる行き詰まりにより、禁止令に勝ちを譲り、結局はダメな人間だという、「結末」に追いやるような「誘発刺激」となります。この対抗脚本はゲームと似ていて、えっ、あの人がというような事件が起こります。
脚本分析(スクリプトアナリシス)の中に、ミニスクリプトという考えがあり、これは禁止令から逃れようと対抗脚本により努力をするが行き詰まり、結局この悪循環により事態を悪化させていることに着目した考えです。先日の基本的構えのOKでないというのは、「OKでないミニスクリプト」によるものだとしています。これは、過大理想を持つ人が「もし何々だったら私はOKなのだが」という条件付きの理想に駆り立てられ努力するが、結局過大な理想故、達成できず、自分はOKではないという考えになるというものです。この駆り立てるものを「ドライバー」と呼び、主には、完全であれ、もっと努力しろ、相手を満足させろ、強くあれというようなものです。完全であれと思っている人は禁止令に逆らって対抗脚本により完全であろうと努力しますが、結局挫折してしまう。この挫折のことを対抗脚本にストップをかける「ストッパー」と呼びます。このストッパーにより、やっぱり自分はダメな人間だ、OKではないのだと考えるようになります。このとき、みんなは完全なのに自分だけ完全じゃない、I am not OK. You are OK.という基本的構えが形成されます。しかし再度対抗脚本により努力し挫折をすると、今度は私はOKなのだ、悪いのは相手だという考えになり、これがI am OK. You are not OK.となります。この2つの状態を行き来し、最後にはI am not OK. You are not OK.という最悪の基本的構えを形成するそうです。したがって、完全主義者やそれに対する努力家ほど逆に悪い状況(not OK)に陥りやすいともいえると思います。
そこで、「OKミニスクリプト」という対策があります。これは、駆り立てるもの・ドライバーを「許すもの」(アローワー)に変えるというものです。これは、ありのままの自分でよいのだ、何をしてもよいのだというように自分に対する許しを与える推進力がアローワーして作用するというものです。そして過大理想を達成可能な目標に書き換え、達成されたとき、自分で自分にプラスのストロークを与えることにより自分はOKであるという意識を深め、「あー良かった、すばらしい」という感覚になり、結果的に自分も相手もOKという基本的構えに修正するというものです。

以上が、アサーション、交流分析に関する「ブックレビュー」でした。頭でわかってもなかなか行動するのは難しいことですが、自分を理解すること(エゴグラム)や心のシクミを理解すること、対処法を理解することにより、自分の中にいくつかの「気づき」が生まれました。2008年は、少しでも多く実践できることを心がけたいと思っています。
何年か前にも仕事が大変だったときに、いわゆるストレス病や、ユングやフロイトをかじったことを思い出します。その時なるほどなーと思ったのは、自律神経失調症は、心が無理して仕事をしようとするのを体が拒否することにより、様々な疾患を引き起こすからだと知ったことでした。人間の心と体は実にうまくできたものだと思います。同時に自分自身を管理・コントロールするのも自分の心そのものなのだと改めて認識しました。
昨今、いじめ、自殺、鬱病、引きこもりなど良く耳にしますが、みんながアサーティブな社会になればこういう言葉も聞かなくなるのかなーと、かすかな期待をもって、交流分析シリーズを一旦終わります。
スポンサーサイト

テーマ : 自己啓発・能力開発 - ジャンル : 学校・教育

COMMENTS

やっぱり

その通りですね。

Re: やっぱり

るーみんさん、コメントありがとうございます。奥が深いテーマですよね。

COMMENT FORM

管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK


この記事にトラックバックする (FC2 blog user only!)

FC2カウンター
Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
プロフィール

           L.P. (Learning Process)             

Author:           L.P. (Learning Process)             
日々、自分の人間性を高めていくために奮闘している中年男です。

2007年、会社でパワーハラスメントを受け、カウンセリングに通う。
これを機に自分を見つめ直し、カウンセラーから教わったT/A、アサーションをきっかけに様々な心理学、自己啓発を学び、元気を取り戻す。
自己啓発、心理学、スピリチュアルなど様々なセミナー、様々な本を読み漁るも、全く成長の実感がつかめず歳だけを取っていく。
8年後の2015年、ほんのわずかながらも成長を感じると同時に、改めて非常に時間のかかるラーニングプロセスであると実感し、今日も目に見えないながらもわずかな成長を信じて、日々のラーニングプロセスを記録としてブログに刻む。

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

pepos
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。